中国政府とカザフスタン政府が15日発表した共同声明の中で、カザフスタンが中国がカスピ海大陸棚の石油・天然ガス資源開発を行うことに対し支持を表明していたことが分かった。この共同声明は、中国外交部のウェブサイトに掲載されており、「カザフスタンは中国がカスピ海大陸棚の探鉱と開発に参加することを支持し、両国はDarhan鉱区事業に関する交渉で合意に到るよう努力するとしている。

　また、同声明には、中国とカザフスタンが、両国間の天然ガスパイプラインを2009年末までに完了するため条件を整えることや、既存の中国・カザフスタン原油パイプライン第2期工事に関するあらゆる合意を承認したことが明記されている。

　なお、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の親会社である中国石油天然ガス集団(CNPC)は先週、年内にも同天然ガスパイプラインの建設を全面的に開始すると表明していた。

　（中国外交部ウェブサイト 4月12日・中国石化新聞網 4月18日）