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【石油・天然ガス】

SINOPECが山東省の独立系製油所への原油供給を再開 (08/04/25)
2008/4/25
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工股フェン有限公司の幹部は23日、同社が山東省の独立系製油所に対する原油供給を再開したことを明らかにした。SINOPECは昨年11〜12月、中国国内におけるガソリンと軽油不足が深刻化したため、政府の要請によりこれら独立系製油所に原油を供給していたが、今年第1四半期には、ガソリンと軽油の需要が下がったため、一時供給を停止していた。

 同幹部によると、SINOPECは独立系製油所の生産能力を利用して、ガソリンと軽油の生産量を拡大するよう検討している。SINOPECにとっては、ガソリンと軽油を直接輸入するよりも、独立系製油所に原油を供給してガソリンと軽油を回収する方が安上がりであるため、これら製油所との提携を図っているのである。

 中国では一般に交通と農業など、春季と夏季にガソリンと軽油の需要が高まる。商務部は23日、国有石油企業に対し、農業・漁業用の軽油供給を増やすよう要請している。

 一方、国際原油価格と重油価格が過去最高を記録する中で、独立系製油所も大手国有石油企業からの原油供給を歓迎している。昨年11月まで、政府は独立系製油所の原料を重油のみに限定して、国有製油所のみに原油の精製を許可していた。独立系製油所の原油精製の利益率は極めて低いが、これら製油所は、製油施設の閉鎖に巨額の経費がかかるため、なんとか経営を維持していきたいと考えている。

 上述の幹部によると、同社は独立系製油所に対し、原油輸入価格よりも低い価格でタリム盆地の原油を供給する意向である。供給量は明らかにされていない。SINOPECは山東東明石化や京博石油化工有限公司等と原油供給量について交渉を進めている。

 因みに、山東省には比較的大きな独立系製油所が21社あり、年間原油精製能力は合計4,500万トン、中国の総精製能力の10%を占める。

 (中国能源網 4月25日)