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ロシアとカザフスタンがカスピ海パイプライン輸送力倍増を計画 (08/05/14)
2008/5/15
その他地域のエネルギー

 ロシアのフリステンコ産業エネルギー相とカザフスタンのムィンバエフ・エネルギー鉱物資源相は、今後カスピ海石油パイプライン(CPCパイプライン)の輸送力を段階的に拡大し、2012年までに6,700万トンに高めることで合意に達した。また、その中の1,700万トンを、計画中のブルガス−アレキサンドロポリス石油パイプライン経由で世界市場に輸出することでも合意した。

 なお、CPCパイプラインの現在の輸送力は3,200万トンである。同パイプラインは総延長1,580km、カザフスタンのテンギス油田からロシア黒海沿岸のノボロシスクまで。カザフスタンにとっては最も重要な原油輸出パイプラインである。CPCの筆頭株主はロシア(トランスネフチ)で24%の株式を有している。カザフスタンの持ち株は19%。また、ブルガス−アレキサンドロポリス石油パイプラインもロシアが51%の株式を有している。

 (商務部ウェブサイト 5月14日)