ロシアのインタファクス通信8月6日発によると、ロシア連邦政府は石油輸送会社トランスネフチのパイプラインによる石油輸送タリフを8月5日から引き上げるよう決定した。これにより、100t・1kmのタリフは12.89ルーブルから15.41ルーブルに上昇した。

　今回のタリフ値上げの結果、トランスネフチのパイプラインを利用してロシア国内の製油所に輸送する場合、重量当たりの石油輸送タリフは3.78％上昇し、輸出向けの重量当たりのタリフは2.71％、ロシア国内市場向けのガソリンの重量当たり輸送タリフは2.02％上がる。

　ロシア連邦物価局が今回トランスネフチのタリフ引き上げに同意したのは、トランスネフチの建設するESPOパイプライン(東シベリア−太平洋パイプライン)の経費が増加するとともに、借入金の利率も上昇したためである。

　（中国商務部ウェブサイト 8月7日）