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露関税局が石油輸送タリフの値上げを承認 (08/12/26)
2008/12/26
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 ノルウェー Upstream Online 12月24日モスクワ発によると、ロシア連邦関税局は先頃、ロシア石油パイプライン輸送最大手トランスネフチの石油輸送タリフ15.7%の値上げを承認した。今回の決定は、石油価格下落が続く中、石油生産企業にとっては大きな痛手になる。

 連邦関税局によると、値上げは2009年から。トランスネフチは当初21%の値上げを要求していたとのこと。今回の値上げ幅は今年1月の値上げの時よりも小さいものの、石油生産企業の予想を大幅に上回るものとなった。ロシアの石油生産企業は、コストの上昇、石油価格の下落や西側からの資金供給問題などを理由に、政府に対して石油輸送タリフを引き上げないよう求めていた。ロシアの主要輸出原油であるウラル原油価格は、今年中盤には1バレル140ドルであったのが、今や30ドル余りに下落している。石油企業は、輸出税、輸送タリフや諸税費を支払うと、出血輸出を余儀なくされると怨嗟の声を上げている。

 トランスネフチは今年に入ってすでに2回値上げしている。1月は19.4%、8月は10.7%の値上げになった。トランスネフチは、8月の値上げはアジア向けパイプラインの建設費が大幅に増加したためであると弁明していた。

 (中国石化新聞網 12月26日)