インドネシアエネルギー鉱物資源省によると、南アSasol社は、2015年までに100億ドルを投じスマトラと東カリマンタンに石炭液化プラントを建設するプロジェクトについて経済性の検討を行なっている。

　インドネシア政府としては、初期の液化油生産規模を8万バーレル/日とし、最終的には100万バーレル/日まで拡大したい意向である。

　石炭原料には、インドネシアに推定埋蔵量360億トン存在するといわれている低価格の褐炭を利用することを考えている。また、政府担当者は、原油価格が35ドル/バーレル以上を保てば、経済的に問題はないと語っている。

　（Oil&Gas Journal Daily 1月6日）