楊潔●外交部長は24日、ニューヨークの国連本部において、中国は「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」に従いつつ、「共通だが差異のある責任」の原則に基づいて、相応の国際責任と義務を負い、気候変動対策をめぐる国際協力により大きな貢献を果たすと表明した。

　楊外交部長は、気候変動への対応は途上国にとって最も関心の高い問題であり、中国はこの問題への対応において実務的協力を展開し、各国がそれぞれの能力整備を強化するよう主張するとした。そして、国際社会、特に先進国は、共同発展のパートナーシップ精神と条約の掲げる原則に基づき、途上国が対応能力を高め、気候変動に起因する災害への対抗能力を増強することに協力すべきであると述べた。

　楊外交部長はさらに、途上国が気候変動に対応するために先進国が新たな資金的支援を提供すること、そのための財源を拡大することや、国際社会が有効な技術普及のメカニズムを確立するよう検討して、コストの引き下げ、情報の交流、技術の移転と交流、貿易障壁や技術障壁の解消、技術研究開発や新分野の国際協力の強化を進めることを提案した。

　特に国連の役割に関し、国連は気候変動の分野でかけがえのない役割を負っているとし、国際社会は国連が引き続き気候変動の分野で指導的役割を発揮して、世界の気候変動に対応する努力をリードするよう支えるべきであるとした。

　●＝簾の广を厂に、兼を虎に

　(中国新聞網 9月25日)