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ペトロチャイナ副総裁「南堡油田の埋蔵量は20億トンを上回る可能性も」 (07/09/25)
2007/11/22
中国【石油・天然ガス】

中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の賈承造副総裁は22日に北京で開催された中国石油ガスフォーラムの席上、南堡油田の埋蔵量は20億トンを上回る可能性があり、PetroChinaは第1期プロジェクトにおいて2012年に1,000万トンの生産能力を完成するよう計画していることを明らかにした。

 賈承造副総裁は、「南堡油田海上の確認埋蔵量は最終的に10〜16億トンに達し、陸上の埋蔵量を加えると、南堡油田全体の確認埋蔵量は20億トンを突破すると見込まれる」と述べた。さらに、賈副総裁は、南堡油田海上鉱区の埋蔵量は明らかに陸上よりも拡大する可能性があり、最終的には20億トン規模に達するが、最終的見積もりを得るには5〜6年かけて探査を進める必要があると指摘した。

 国土資源部石油ガス評定弁公室が先月承認した南堡油田の石油確認原始埋蔵量は4.451億トン、石油・天然ガス三級原始埋蔵量(確認原始埋蔵量・推定原始埋蔵量・予想原始埋蔵量)は11.8億トンであったが、南堡油田の実際の埋蔵量は公式の数字をはるかに上回っていると多くの専門家は予想している。

 PetroChina副総裁の胡文瑞によると、2.5%の採油ペースの場合、南堡油田は最終的に年間2,500万トンの原油生産能力を建設できるが、第1期の計画では、海上700万トン、陸上300万トンの合計1,000万トンに過ぎない。

 世界石油大会中国国家委員会主任の王濤博士によると、中国の現在の石油資源確認率はわずか39%前後、天然ガス資源確認率は24.6%に過ぎない。今後は、西部地区、海上及び南方の広大な炭酸塩岩地区の探鉱を重点的に進めることになる。

 (新華網 9月25日)