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アジア
【電力】

中国とアセアン諸国が電力分野で投資と協力を拡大 (07/10/10)
2007/10/10
アジア【電力】

 中国国電集団はアセアンとの協力を強化し、アセアン諸国への投資を拡大している。アセアン諸国との協力は国電集団の戦略目標の1つであり、現在50億元を投じてインドネシアに3基の発電所を建設している。また、68億元を投資して、ベトナム国営石炭公社(VINACOAL)と共同で広西自治区の崇左に火力発電所を建設している。この発電所はベトナム北部の工業の発展に大きな作用を発揮するだろう。

 中国南方電網公司もアセアン諸国に対する援助を拡大している。2004年9月以降、雲南省河口〜ベトナムのラオカイ、広西自治区防城港〜クアンニン、雲南省文山〜ハヤンの3本の110kV送電線を相次いで完成させ、ベトナムに送電している。また、2006年9月には中国最大の国際送電プロジェクトである220kV電力網連携プロジェクトが運転を開始し、ベトナム北部の6つの省に電力を供給している。今年3月末の時点で中国南方電網の完成済みの4本の送電ルートによるベトナムへの送電は18.4億kWhに達し、販売額は8,000万ドルになった。

 中越電力協力は今や大メコン河亜区域における電力協力の模範となっている。中国南方電網公司は、国から権限を付与された大メコン河亜区域電力協力の中国側オペレーターとして、ベトナム、ラオス、ミャンマー、タイ、カンボジアとの電力協力を幅広く展開し、中国初の「走出去(対外進出)」電力網となった。

 なお、中国電力企業聯合会、中国国際貿易促進委員会電力専門委員会、中国−アセアン博覧会事務局が主催する「中国−アセアン電力協力発展フォーラム」が「第4回中国−アセアン博覧会」期間中の重要行事として、10月20日、21日に広西自治区南寧で開催される。

 (中国経済網 10月10日)