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トルクメニスタンが国内最大のガス田に97億ドルの投資計画 中韓UAEと開発契約調印 (10/01/04)
2010/1/4
アジア【石油・天然ガス】

 1月1日の現地報道によると、トルクメニスタンは同国最大のガス田であるSouthIolotanガス田への97億ドルの投資計画を進めている。

 トルクメニスタン国営ガスコンツェルンTurkmengasは先頃、韓国のLG International並びにHyundai Engineering and Construction Co., Ltd.、中国石油天然ガス集団(CNPC)傘下の長慶鑚井工程公司及びアラブ首長国連邦のPetrofac International Ltd並びにGulf oil and Gaz FZEとの間で、SouthIolotanガス田開発契約に調印した。試算では、同ガス田の総埋蔵量は4兆〜14兆m3に上る。

 トルクメニスタン政府の発表によると、CNPCは今回、30億ドルの新規契約を結び、最大100億m3の天然ガスを採掘できる。Gulf oil and Gaz FZEは11.5億ドルの契約に調印し、探査並びに地下インフラ施設建設の権利を獲得、年間200億m3の天然ガスを採掘できる。また、LGとHyundaiは共同で天然ガス浄化施設を建設する。この施設は年間100億m3の天然ガス脱硫処理が可能であり、契約額は15億ドルに上る。Petrofac International Ltdも年間処理能力200億m3の浄化施設を建設する。契約額は40億ドル。

 SouthIolotanガス田をめぐる競争にはエクソンモービル、シェルやロシアのGazpromも参加していた。

 トルクメニスタン政府は、SouthIolotanガス田の年産200億m3の天然ガス開発資金に自己資金の他、中国国家開発銀行からの借入金を当てる。2009年6月、中国政府は同事業に40億ドルの融資を供与することを承認し、SouthIolotanガス田から中国の天然ガスパイプラインが建設されることになった。

 (上海証券報 12月31日・上海石油取引所 1月4日)