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【新エネルギー】

発展改革委員会、SNG産業の規範化を通達 (10/06/21)
2010/6/21
中国【新エネルギー】

 国家発展改革委員会は、SNG(代替天然ガス)産業開発の規範化に関して通達した。

 同通達は、SNG産業の規範化と指導を強化し、SNG産業の健全な発展を促進するため、次のように指摘している。

 (1) SNG産業は資源・資金・技術集約型産業であり、建設に当っては、石炭の採掘と転換、水資源の確保、技術の集積と高度化など様々な条件によって支えることが必要であり、また、天然ガスパイプラインの敷設や天然ガス市場の開拓も必要。国のエネルギー計画の指導の下に総合的、合理的に計画しなければならない。

 (2)中国の国情に適した開発構想として、資源の許容度、エネルギー消費、環境のキャパシティ、天然ガスパイプライン網、地域市場のキャパシティ等の条件を総合的に配慮した上で、石炭出荷地におけるSNG事業を優先する。自前の知的財産権による技術の採用と設備の国産化を奨励する。省エネ、節水技術の応用を奨励し、循環経済の理念を貫徹し、環境保護対策に取り組む。石炭、電力、ガス、化学製品の複合生産を推進し、エネルギー効率を最大限に高める。天然ガスパイプライン計画と協調して、対外輸送ルートと天然ガス市場の具体化を図り、末端における天然ガスの効率的な利用方式を推進する。

 (3)明確な産業政策を制定するまで、国家発展改革委員会がSNG事業の許認可を行う。各地方政府は勝手にSNG事業の承認や受理を行ってはならない。今回の通達前に承認または届出を受理された事業については、各地方の発展改革委員会が真摯に選別を行い、資源、技術、資金等の条件が整っていない事業の着工を厳禁し、上掲の開発構想に適合した事業は国家発展改革委員会の審査に付す。

 (中国新聞網 6月21日)