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【電力】

上海市奉賢区にスマートグリッド3大基地建設 (11/05/09)
2011/5/13
中国【電力】

 先頃上海で開催された中国国際スマートグリッド設備技術展覧会において、奉賢区のスマートグリッド産業の関連企業19社が、上海で唯一の区・県政府による展示エリアに結集した。記者が得た情報によると、奉賢区は第12次5ヵ年規画期に他の地区に先駆けてスマートグリッド3大基地を建設し、上海におけるスマートグリッド設備産業の重鎮になる。

 スマートグリッドは、在来型の電力グリッドよりもクリーンで安全で経済的であり、未来のスマート都市建設の重要基盤になる。とりわけ送配電の設備と部品の製造業は、今後スマートグリッド産業の基礎として発展する。

 送配電設備製造業は、奉賢区の「一業特強」の特色産業である。奉賢区には、変圧器、変成器、コンデンサ、開閉器、総合制御設備、周波数変換器の製造や電線・ケーブルの製造など一定規模の企業が150社あり、企業数では上海市全体の同種企業の3分の1、売上高では4分の1を占める。2009年に奉賢区は、上海市政府から、上海市スマートグリッド産業基地に指定された。
 
 第12次5ヵ年規画期に奉賢区は他の地区に先駆けて、次のスマートグリッド3大基地を建設する。

・南橋新城を中心とするスマートグリッド機能デモ応用基地。
・総合工業開発区を中心とするスマートグリッドコア技術研究開発基地。
・総合工業開発区、青村工業パーク、柘林工業パークのスマートグリッドコア設備産業基地。

 (解放日報5月9日)