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中国最大の高集光太陽光発電産業化基地が着工 (11/06/02)
2011/6/6
中国【新エネルギー】

 青島哈工太陽能株式有限公司は青島で500MW高集光PV電池、ユニット及び付属品の生産ラインに着工した。中国最大の高集光太陽光発電産業化基地になる。

 青島哈工太陽エネルギー研究院の楊書華院長によると、高集光太陽光発電産業化基地建設の第1期では、200MWの高集光PV電池チップ及び太陽光発電ユニット生産ラインを建設する。総投資額8,000億元、今年末には完成する。第2期は、第1期完成に引き続いて着工し、300MWの高集光PV電池チップ、太陽光発電ユニットやオフグリッドインバーター等の関連製品の生産ラインを建設するとともに、電池チップの材料になるGaAs生産ラインも建設する。

 楊書華院長によると、青島哈工太陽能が建設した200kW高集光太陽光モデル発電所は系統連系して130日余りになるが、平均発電コストは0.62元/kWhで、設計水準に達している。もっとも、新しい高集光PV電池ユニットの発電効率は同モデル発電所よりも30%高くなり、1キロワット当たりの生産コストも22元から16元に下がり、発電コストは0.41元/kWhに下がる。

 楊書華院長は、技術改良に伴って高集光太陽光発電の1キロワット当たりの生産コストは5年以内に11元前後に下がり、発電コストは現在の火力発電とほぼ同じになると指摘する。

 (新華網 6月2日)