広東省粤電集団有限公司の潘力会長は、広東省初の海上風力発電モデルプロジェクトになる同社の湛江徐聞海上風力発電所がほぼ完成したことを明らかにした。

　潘力会長によると、広東省は海上風力発電で独自の優勢を備えている。広東省の海岸線は2,268キロで中国第一。沿海の風力資源は豊かであり、海上風力発電の大規模開発ポテンシャルは巨大である。また、広東省には中山明陽風電等の有力風力発電機メーカーがあり、海上風力発電の上流・下流の産業チェーンを創造する条件を備えている。

　《広東省海上風力発電所工程規画報告》によると、広東近海の開発可能な風力発電資源は1,100万kW前後に達する。一方、広東省の電力不足は最高400万kW前後に上る。近海風力資源が十分に開発されれば、広東省の電力不足を補うことが出来る。

　（第一財経日報 7月29日）