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中国
【新エネルギー】

新興産業規画が策定間近 バイオマスが新エネルギーの主役となるか (11/08/01)
2011/8/5
中国【新エネルギー】

 《戦略的新興産業第12次5ヵ年発展規画》はすでに意見募集段階に入っている。国家発展改革委員会の張暁強副主任も速やかな公布を目指すと表明した。
 新エネルギーは7大戦略的新興産業の一つであり、その発展によってエネルギー産業を大きく変えることになる。

 第12次5ヵ年規画の中国の新エネルギー産業は、原子力発電、風力発電、太陽エネルギー、そしてバイオマスエネルギーの4大産業に重点を置くことになる。産業計画規模では、原子力発電と風力発電の計画伸縮の余地が大きく、まだ流動的である。

 これに比べ太陽エネルギーとバイオマスエネルギーの設備容量はほぼ確定しており、5年後の設備容量は、太陽エネルギーが1,000万kW以上、バイオマス発電が1,300万kWになる。特にバイオマス発電の設備容量は2010年比で160%増になり、建設中の太陽光発電設備容量を上回ることになる。中国科学院並びに中国工程院の院士である石元春氏の試算によると、バイオ発電の容量を1,300万kWにするには500〜700のバイオマス発電所、1年間では100以上のバイオマス発電所を完成させる必要がある。

 (上海証券報 8月1日)