先月、米国やインド等のソーラー企業は、中国のソーラー産業が政府から過度の補助金を受けているとして非難し、そのため、中国企業は米印企業との競争上の優位を失って、破産に至ったケースもある。今月に入って、ドイツのソーラー企業も同じ理由で中国のソーラー企業の不公平な競争を非難した。

　ドイツ第2位のソーラー企業であるSolar WorldのCEO、Frank Asbeck氏は、中国の中央政府と地方の省政府が2011年も自国のソーラー企業に210億ユーロ（290億ドル）超の債務保証を行い、しかも金利は2％にもならないと述べた。同氏は、中国企業は金融上で優位に立ってソーラー部品の出荷コストを引き下げ、欧州の市場シェアを侵蝕していると非難し、Solar Worldを営業停止に追い込む可能性もあるとした。

　（北京商報 9月27日）