11月30日、内蒙古阿魯科爾泌旗バイオマス燃料エタノール及びバイオベース製品生産プロジェクトが試験生産に成功した。各種総合技術指標は国際先進水準に達している。

　同プロジェクトは、内蒙古金地生物質有限公司が北京化工大学、中国科学院広州エネルギー研究所、山西石炭化学研究所等と協同で進める「セルロース系植物による高付加価値燃料エタノール及びバイオベース製品」プロジェクトの実験並びに産業化の一環である。赤峰地区のヤナギ属植物、ムレスズメ属植物や農林余剰物を主な原料とし、加水分解、水素化、エステル化、水熱気化等の工程を経て高付加価値の燃料エタノールとハイエンドのバイオベース製品を生産する。

　総投資額は3.15億元、2期に分けて建設を進め、すべて完成すると、1日当たりの農林バイオマス消費は600トン、燃料エタノール生産量は200トンになり、年間生産高15億元が可能である。

　（中国化工報 12月5日）