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【新エネルギー】

江蘇省の2011年新規太陽光発電設備容量は300MW (12/01/12
2012/1/18
中国【新エネルギー】

 江蘇省政府は1月12日、《江蘇省第12次5ヵ年規画・戦略的新興産業育成発展規画》を公布し、第12次5ヵ年規画期に新エネルギー、新素材、IOT(モノのインターネット)、クラウドコンピューティングなど10大戦略的新興産業を重点的に発展させることを確定した。特に太陽エネルギーの利用技術など新エネルギー産業は10大戦略的新興産業の中でも筆頭に置かれている。2011年の江蘇省の新規太陽光発電設備容量は300MWに達している。江蘇省は太陽光発電への助成でも全国一である。

 江蘇省は2009年に《太陽光発電推進意見書》を策定し、太陽光発電に対して固定電力価格政策を適用し、太陽光発電と石炭火力発電の系統連系価格の差額を助成することになり、そのため、江蘇省の太陽光発電産業の発展が極めて大きく促進された。江蘇省の太陽光発電企業は、ポリシリコンや太陽電池ユニットなどの製品生産で全国の50%を占める。無錫尚徳や常州天合は太陽光発電産業のリーディングカンパニーに発展した。

 省政府の補助金による支援の下で、江蘇省の太陽光発電設備容量は急増し、2011年の新規設備容量はこれまでの3倍に当たる300MWに達した。

 《江蘇省第12次5ヵ年規画・戦略的新興産業育成発展規画》では、「国内外において重要な地位と強い競争力を備える新エネルギー産業の開発、製造、応用モデル基地として江蘇省を建設する」と記載されており、ソーラー技術分野では、太陽光発電産業チェーンの各プロセスの技術水準並びに生産効率の向上に力を入れて、太陽光発電コストを速やかに1kWh当たり1元の水準に引き下げることになる。また、製品の95%を輸出に依存する太陽光発電産業にとっては、海外市場が縮小する中で、国内市場の開拓も必然の選択になる。

 (中国新聞網 1月12日)