国家能源局は先般通達を出し、エネルギー技術設備の品質管理作業をさらに強化するよう求めた。

　国家能源局の文書は次のように指摘している。近年、中国エネルギー産業の急速な発展に伴い、技術と設備も長足の進歩を遂げた。しかし、品質の一致性に劣り、製品の信頼性が低いなどの問題は、エネルギーの効率的で安全な発展に深刻な制約をもたらす問題になっている。エネルギー技術・設備・製品の試験、検査などのプロセスにおいて対策を完備することが求められる。同時に、エネルギー技術の革新によってエネルギーの新技術と新設備も次々に誕生しているが、既存の品質管理システムでは、エネルギー技術・設備の発展の必要に完全に応じることがすでに不可能になっている。

　国家能源局はエネルギー技術・設備の品質管理システムを完備することを求めている。エネルギー設備製造業の発展をより強力に誘導、規範化し、エネルギー技術・設備の品質管理水準を高め、製品の質を向上させ、製造技術水準を引き上げ、素材の品質を保証する。企業の品質に対する主体的責任を厳格化する。品質安全監督管理を強化し、生産許可、義務的製品認証、特殊設備に対する安全監察等の監督管理制度を完備する。

　その他にも、同文書は、エネルギー技術・設備産業の国家標準体系を速やかに整備することも明らかにしている。既存の国家標準と業界標準の改訂、整合並びに完備を加速し、新しい業界標準を適時制定して、統一、完備され、中国の国情に適合したエネルギー技術・設備標準体系を形成し、標準の先進性を高め、標準の誘導作用を十分に発揮せしめる。

　また、同文書は次のように表明している。国家エネルギー技術・設備の品質評価作業体系の確立と完備を進める。統一的に計画し、合理的に部署し、優れたものを採用し、重点的に支援するという原則に従って、一群の「国家エネルギー技術・設備評価センター」を建設し、国のエネルギー設備品質管理を強化する。

　（中国品質報 5月17日）