山西省政府は炭鉱区の生態環境修復に今年42億元を投資する。省政府は2007年以降、鉱区の生態環境改善に合計195.22億元を投入してきたが、今年はさらに42億元を当てる。

　鉱区生態環境管理をめぐって、山西省はまず石炭採掘技術の改良を進め、水資源の破壊を減らし、坑井用水と固体廃棄物のリサイクルを拡大し、炭鉱メタンガスの回収利用率を高める。

　同時に、土地復元計画を改めて策定し、石炭開発において破壊された土地に対して逐次整備を進める。鉱区の生態保護を皮切りに、生態系保護技術と土地復元技術を総合的に運用し、鉱区のボタや山元発電所の粉炭灰など固体廃棄物の処理と結びつける形で、陥没地の復元や埋め立てを進める。また、炭鉱の合併再編・統廃合・閉鎖によって置き去りになった環境問題に対する整備を強化し、鉱区の様相に質的な変化をもたらし、生態系の建設と保護を全面的に強化する。

　（山西商報 6月12日）