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【石炭】

シェルが中国の炭層ガス資源開発に参入 (2007/12/28)
2007/12/28
中国【石炭】

 シェルの中国現地法人である殻牌(中国)有限公司は昨日、殻牌中国勘探与生産有限公司(Shell China exploration and production Co. Ltd.)が山西省の炭層ガスプロジェクトの権益の55%を取得してオペレーターになったことを発表した。シェルにとって今回のプロジェクトは、西江油田、長北天然ガスプロジェクトに続く、中国で3件目の上流生産物分与契約プロジェクトになる。

 シェルによると、同社がカナダのVerona社と調印した合意文書は中国商務部の認可を受け、これによりシェルは石楼北鉱区の生産物分与契約参加者の中で最も大きい権益を有することになる。石楼北契約鉱区はオルドス盆地の東部にあり、面積1,015km2。Verona社は石楼北鉱区の権益のうち5%を留保し、中聯煤層気有限責任公司(CUCBM)は40%の権益を維持する。このプロジェクトの探査は2010年12月に完了するが、探査の結果が満足の行くものであれば、引き続き評価と開発作業に当たる。生産物分与契約によると、生産期間は20年間になる。

 石楼北鉱区は長北ガス田から東南150kmのところにある。長北プロジェクトは中国石油天然気ガスとシェルの共同事業であり、シェルがオペレーターとなっている。同プロジェクトの総合評価は2008年初頭に開始される。

 「シェルは中国で長期的な上流業務を展開することに力を入れており、石楼北プロジェクトによって我々はさらに大きな進展を遂げた。シェルの上流の技術とノウハウは中国の炭層ガスの巨大なポテンシャルを開発する上で有益だ」とシェル中国グループのExecutive Chairman林浩光は述べた。

 (中国石化新聞網 12月28日)