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瀋陽で開かれた「都市新型高効率クリーン・コール熱供給」シンポジウムにおいて、環境保護部の幹部は、都市大気汚染防止対策として、次は工業用石炭焚ボイラーによる汚染を厳重に規制し、新しい《ボイラー大気汚染物排出標準》を近日中に公布すると表明した。環境保護部は厳格で詳細な措置を策定して、総合管理効果を確保する。
環境保護部の統計によると、中国の工業用石炭焚ボイラーは合計約62万台、ボイラー全体のおよそ85%を占め、年間石炭消費量は7億トン余りに上る。工業用石炭焚ボイラーの煙塵排出量は全国の32%を占める。また、二酸化硫黄排出量では26%、窒素酸化物排出量では15%を占めている。工業用石炭焚ボイラーはスモッグの主要な原因の一つであり、管理上の難題でもある。
国家発展改革委員会環境資源司の王善成副司長によると、中国の石炭焚ボイラーは石炭消費量が大きく、熱効率が低く、大多数のボイラーには有効な汚染対策が施されていない。そのため、石炭焚ボイラーの管理は一刻の猶予も許されない。
環境保護部汚染防止司の汪鍵副司長によると、環境保護部は工業用ボイラーによる深刻な汚染の現状に鑑み、近日中に《ボイラー大気汚染物排出標準》を公布する。今回の標準改訂では各種汚染物の排出上限値を厳しくすることになり、各地の大気汚染防止制御対策が依拠すべき基準になる。
中国環境科学研究院の柴発合副院長は、新たな排出標準の実施は産業の技術発展にとって良い契機になると指摘した。
(新華網 4月14日)