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ロシアの電力企業Inter RAOは目下世界最大の石炭火力発電所を建設して中国へ売電する可能性について検討している。こうした動きは中露間の政治経済関係が強まっていることを示している。Inter RAOのBoris Kovalchuk CEOは、同社が8,000MWの発電所建設に要するコストと時間について研究していると述べた。この発電所はロシア極東アムール地区のErkovetskayaの堆積炭を使用することになる。
現在世界最大の石炭火力発電所は台湾の台中発電所であり、設備容量は5,500MW。
中国とロシアは先般、4,000億ドル、30年間の天然ガス供給契約に調印したばかりである。中国はクリーン・エネルギーの重要な供給源を確保する一方、ロシアに新たな市場を開放することになった。ロシアはウクライナ危機のため欧州の消費者を失う可能性がある。Inter RAOはすでに中国へ電力を供給しており、Inter RAO傘下のEast Energy Companyは昨年、中国への電力輸出を33%増やして35億kWhにした。
なお、Kovalchuk CEOは中国から融資を引き出して発電所建設の資金にすることを模索していると述べた。
アナリストの予想によると、同発電所の建設費は約120億ドルになる。「もし中国側の提携相手が十分な資金を低利で調達できれば、この事業の収益性が高まるはずだ」とKovalchuk CEOは述べた。さらに、Kovalchuk CEOは、中国の華能集団が同事業に参加する可能性に言及した。華能は先週、Inter RAOと協力協定に調印していた。
(中商情報網 5月27日)