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2015年2月、中国の1人当たり平均発電設備容量が1,000ワットを突破する。中国の総設備容量と電力使用量はすでに米国を抜いて世界第1位になっていた。1月20日の国家統計局の発表によると、2014年末時点の中国の総人口は13億6,782万人、一方、2014年末の全国発電設備容量は13億6,019万kWに達していた。中国の人口が毎月平均60万人前後増え、発電設備容量が月平均800万kWのペースで増えるとすると、2015年2月には中国の1人当たり平均発電設備容量は1,000ワットを超える。
関連統計によると、先進国の1人当たり平均の発電設備容量は約2,000ワットであり、米国の場合3,000ワットを超えている。1人当たり平均の電力使用量では、2012年に米国は12,941kWhに達し、中国の3.5倍に上った。日本やフランス等の1人当たり電力使用量は7,000kWh以上であり、中国のほぼ2倍になる。
電源構造を見ると、中国の総設備容量の中で火力発電が67.4%を占め、総発電量の中では75.2%を占める。水力発電は総設備容量の22.2%、総発電量の19.2%である。残りの設備容量の10.4%と総発電量の5.6%は風力発電、原子力発電、ソーラー発電等である。中国では火力発電(うち石炭火力発電が90%)が依然として絶対的優位を占めていることが分かる。火力発電の比率は世界の平均水準を約28ポイント上回っている。米国の石炭火力発電の比率はわずか40%前後であり、それ以外は天然ガス、原子力発電や再生可能エネルギー発電である。電力使用構造の面から見ると、2014年の中国の工業用電力の比率は約73.5%に達し、サービス業用は約12%、生活用は約12.5%であった。一方、米国の場合、工業用の比率はわずか24%前後であり、サービス業用と生活用はそれぞれ35%前後を占める。中国の1人当たり平均のサービス業電力使用量と生活用電力使用量は米国のわずか10%前後でしかない。
(中国電力新聞網 2月25日)