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中国の悪徳企業がインドの送配電設備市場を鯨呑 印現地企業が警鐘 (15/07/23)
2015/7/23
アジア【電力】

 近年、中国でブラックリストに入っているとされる中国企業が徐々にインドで送配電設備を受注している。そうした企業は価格によってインドの現地企業との熾烈な競争に打ち勝っている。

 インドの現地企業は、こうした中国の競争相手は不合格の製品を販売していると警告する。ここ6年、インドの発電設備の入札が減り、中国のサプライヤーもインドの発電設備市場から姿を消したが、中国企業は送配電分野で次々と契約を取るようになった。「品質や納期を守らないなど種々の問題のため重要プロジェクトが延期されることもある。大部分の中国のサプライヤーは中国のブラックリストに入っている」とインドの業界関係者は指摘し、「インドのガス絶縁変電設備分野で恣に振舞う中国企業は目下資格撤回に直面しており、すでに中国ではブラックリストに入っている」とした。

 インドの電気設備メーカーの幹部は次のように指摘する。安価な輸入製品の品質には疑わしいものがあるが、厳正な規格制度がないため市場に容易に流入しており、特にインドの400キロボルト以下の製品市場は東アジアのメーカーの掃き溜めになっている。その一方で、インドのメーカーは品質の良い製品を有していても、市場から押し出される。政府は関税を引き上げて、こうした安価な輸入製品を阻止すべきである。

 (中国経済新聞網 7月23日)