1. HOME
  2. 中国 【電力】

中国
【電力】

国家電網公司の第13次5ヵ年規画期における電力グリッド発展の枠組みが浮上 (15/11/05)
2015/11/12
中国【電力】

 第12次5ヵ年規画最終年の最後の大型会議において、国家電網公司は第13次5ヵ年規画期における電力グリッド発展目標の概要を示した。

 国家電網公司は11月2日、第4四半期工作会議を開き、第13次5ヵ年規画の部署を進めた。国家電網は電力グリッドの構造、建設の質、大型電力グリッドの安全やイノベーションといった目標を皮切りに、より安全で効率的かつ堅牢な電力グリッドを構築する。同会議によると、中国の現行の電力ネットワークには重大な構造変化が発生することになる。現行の華北−華中、華東、東北、西北の交流シンクロ電力網は2020年には東部と西部の2大電力網に統合される。うち西部電力網は西部地区の種々の資源類型の電力網の相互連系によって形成され、東部電力網は主に東部の受電地区の電力網の相互連系によって形成される。さらに2020年には、東部と西部の電力網のシンクロ相互連系プロジェクトによって、一つのシンクロ電力網を形成することになる。

 また、国家電網は第13次5ヵ年規画期にブレークスルーを遂げる一連のコア・キーテクノロジーを明確にした。超高圧送電技術関連では大陸間の超高圧送電技術、特殊環境下の超高圧中核装備製造技術並びに応用技術などであり、スマートグリッド関連では、電力電子出力デバイスの製造・応用技術や「インターネット+」をベースとするスマート電力使用のキーテクノロジーなどが含まれる。また、クリーン・エネルギー発電技術では、風力発電や太陽光発電等の自己同期技術等である。これら技術の殆どは「超高圧+スマートグリッド+クリーン・エネルギー」のグローバルエネルギーインターネットの範疇に属し、グローバルエネルギーインターネットの建設を支持、保障するものになる。

 (新華網 11月5日)