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ミャンマーのカチン独立機関が所有している電力事業者が不当な請求(16/5/23)
2016/5/23
アジア【電力】

 カチン独立機関(KIO)が所有している電力事業者(別名Buga)は、電気料金の過剰請求および頻繁な停電が問題になっている。Bugaは、カチン地区で政府軍と1世紀に亘り戦ってきた民族武装グループKIAと関係しており、2007年に旧軍事政権と20年間の供給契約を締結し。2つのタウンシップに電気を供給している。

 2つのタウンシップの住民によると、ヤンゴンの電気料金は50チャット/kWhであるが、同地区の電気料金は家庭では120チャット/kWh、業務は160チャット/kWh、宗教施設は100チャット/kWhと異常に高い。Buga社によると、同社の保有する発電所は10.5MWの水力発電所1つのみで、電力の一部を政府が運営するグリッドから60チャット/kWhで購入することで不足分を補っているため、電力料金が高いレベルになる原因の一つになっていると説明している。

(The Myanmar Times 2016年5月23日)