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アジア
【新エネルギー】

マレーシア、混合率10%(B10)のバイオディーゼルを輸送部門に導入(16/6/1)
2016/6/1
アジア【新エネルギー】

 マレーシアのプランテーション産業・商品省大臣によると、2016年6月から同国の自動車燃料であるバイオディーゼル混合率を従来の7%から10%に引き上げ、産業部門で利用されているバイオディーゼルの混合率を7%に引き上げる予定である。今回の引き上げは国内におけるパーム油消費の増加を目的としたもので、これにより消費量は年間70.9万トンになる計算である。同国のバイオディーゼル協会によると、これにより82万klのディーゼルを代替でき、ディーゼルへの依存度が軽減できるとのことである。

 同国のバイオディーゼル導入は2011年に輸送部門での混合率を5%とすることから始まり、2014年には7%へと引き上げた。パーム油貿易を取り扱っている業者によると、今回の引き上げによる市場への影響はないとみられている。

(The Brunei Times 2016年6月1日)