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中国
【新エネルギー】

2016年第3四半期には中国の太陽光発電設備新規設置容量が80%減になる可能性も (16/06/15)
2016/6/15
中国【新エネルギー】

  マーケットリサーチ会社IHSの予測によると、2016年第3四半期に中国の太陽光発電設備新規設置容量が急減すると予想され、減少幅は80%に達する。そのため、世界のソーラー需要が鈍化し、世界のPVモジュール、特に太陽電池モジュールは供給過多になる。

 IHSの分析によると、2016年上半期に中国の太陽光発電設備新設容量は13GW近くになるが、これは6月30日からソーラーへの売電価格補助金削減前の駆け込みによるものである。補助金が削減されると中国のソーラー産業に大幅な低減が発生するだろう。世界の太陽光発電分野における中国の重要性と市場シェアを勘案すると、中国の需要の減少が世界に拡散する影響も想定内のことである。

 太陽光発電新設容量は第4四半期にやや回復するが、中国政府は今年のソーラー新規設備容量を20GWに維持する意向であり、そのため、実際の進展が制約される。

 IHSによると、中国の動向は必然的に大きな価格調整を喚起する。今年下半期、ソーラーモジュールサプライチェーンにおいて海運で輸送される商品の販売価格は大幅に下落し、上半期の価格をはるかに下回ることになろう。

 (中国能源網 6月15日)