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【省エネ・環境】

北京・天津・河北が環境保護の連動メカニズムを強化 環境管理を1+1+1>3に (16/07/13)
2016/7/13
中国【省エネ・環境】

 環境保護は京津冀(北京・天津・河北)一体化プロセスにおける最も重要な一環であり、3つの地区は協力、政策、投資などの面で、定期的な会合、行政の連動から重汚染予警報標準の一本化に到るまで、絶えず模索を進め、1+1+1>3を達成している。5ヵ年計画を見ても、北京・天津・河北はすでに大気汚染と水汚染対策の進度について「絶対任務」を示達している。国から地方に到る一連のポートフォリオは明確に描かれており、向こう5年以内に北京・天津・河北の水はさらに清くなり、空はもっと青くなると期待される。

 大気管理

 従来の試みと模索を経て、北京、天津、廊坊、唐山、保定、滄州の6市は2016年3月2日、新たなスモッグの襲来に対し、初めて重汚染天候予警報等級別標準を一律に実施し、「イエロー」予警報を同時発表して、対応する3級措置を発動した。予警報標準の一本化によって、3地区の大気汚染の共同防止管理対策の基礎が固められた。

 水汚染防止

 北京・天津・河北の環境保護当局は《北京・天津・河北の鳳河西支流と龍河環境汚染問題合同処置協定》に調印し、鳳河西支流と龍河の水環境汚染に対する行政連動の仕組みを正式に確立した。

 相互支援

 環境管理は資金支援と切り離せない。特に汚染管理の面積が大きく重い任務を抱える河北省にとって、資金面の保障は解決すべき問題の一つである。そのため、北京と天津も支援の責任を担っている。2015年12月30日、北京・天津・河北は《北京・天津・河北協同発展生態環境保護計画》を打ち出した。北京と天津はすでに廊坊・保定・唐山・滄州の大気管理を展開しており、大気汚染防止協力協定を締結した。天津市は河北省の2つの市を支援し、すでに4億元の専門資金を河北省の大気汚染対策支援に充て、うち2億元は滄州市の石炭焚きボイラーの総合管理や民用石炭のクリーン化、2億元は唐山市の石炭焚きボイラーの淘汰並びにとクリーン・エネルギーへの転換、民用石炭のクリーン・コールへの転換など大気汚染管理に充てている。また、北京市は廊坊と保定に4.6億元の支援を行っている。

 (中国能源網 7月13日)