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風力発電投資に対するモニタリングと予警報の仕組みが確立 5省・自治区に「レッドランプ」(16/07/22)
2016/7/22
中国【新エネルギー】

 国家能源局は7月21日、風力発電投資に対するモニタリングと予警報の仕組みを確立して、風力発電企業が理性的に投資を行うよう誘導し、もって風力発電産業の持続的で健全な発展を促進すると通達した。注目すべきは、前年度の風力発電平均利用時間数が所定の最低保障性買取の時間数を下回る場合、リスク予警報の結果が「レッド」になるということである。また、前年度の風力発電の機会損失率はが20%を超えた地区は「オレンジ」又はそれ以上の予警報になる。

 国家能源局の関係幹部によると、予警報の結果が「レッド」の省・自治区・直轄市は風力発電開発投資のリスクが大きいということになり、国家能源局は当年の年度開発建設枠を示達せず、地方政府は新規風力発電事業の許認可を暫時見合わせ、風力発電開発企業が風力発電事業の建設について慎重に決定するよう指導する。また、電力網企業は系統連系の手続きを停止する。予警報結果が「オレンジ」の場合、風力発電開発投資に一定のリスクがあることを意味し、国家能源局は当年の年度開発建設枠を示達しない。

 今回発表された2016年全国風力発電投資モニタリング予警報の結果によると、吉林、黒龍江、甘粛、寧夏、新疆が「レッド」になり、内蒙古西部、内蒙古東部、河北北網が「オレンジ」になった。

 (中国経済網 7月22日)