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【新エネルギー】

中国が太陽熱発電実証事業20件を確定 (16/09/18)
2016/9/18
中国【新エネルギー】

 国家能源局は、各地方が推薦した申請事業に対し専門家による審査を進めたうえで、第1期太陽熱発電実証事業20件を確定した。設備容量は合計134.9万kW、青海、甘粛、河北、内蒙古及び新疆に分布する。

 専門家によると、太陽熱発電は太陽エネルギー利用の新たな重要技術分野であるが、中国の太陽熱発電産業はスタートしたばかりの段階であり、建造費が高く、技術能力や装備製造能力が弱い。実証事業の建設はキーテクノロジーの開発に有用であり、太陽熱発電の産業化と発展を推進する。

 国家能源局が9月14日に発表した《太陽熱発電実証事業の建設に関する通達》は、太陽熱発電事業の技術的先進性と産業化を確保するとともに、闇雲な投資と低水準の重複建設を避けることを明確にしている。第13次5ヵ年計画期に国家能源局は太陽熱発電事業を国家実証事業に組み込んで一律に管理し、実証事業に指定された事業のみに国家電力価格補助金を適用する。

 今回の通達は、各実証事業に対し、2016年9月30日までに登記を完了し可及的速やかに着工するよう求めている。各実証事業は2018年末までに完成稼動しなければならない。また、関係電網企業は実証事業に合わせて電力網の建設計画を適切に進め、実証事業の発電電量の全量受入を確保しなければならない。

 (人民網 9月18日)