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アジア
【エネルギー全般・政治経済】

マレーシアのパーム油が過去2年半で最高値(16/10/25)
2016/10/25
アジア【エネルギー全般・政治経済】


 マレーシアのパーム油先物価格が、10/24(月)過去2年半での最高値をつけた。生産量減少のデータ、競合市場である中国大連商品取引所(Dalian Commodity Exchange)、シカゴ商品取引所(CBOT)での値上がり等が影響したと見られる。

 マレーシアの先物・オプション取引所(Bursa Malaysia Derivatives Exchange)で、パーム油の先物1月指標価格は10/24(月)の終値で3.6%上昇し、2,822リンギット($676)/トンとなった。同日の取引で一時2,828リンギットをつけたが、これは2014年3月13日以降の最高値、この1週間でも最大の上げ幅であった。

 取引量も取引終了時点で、25トンを1単位(lot:ロット)として59,626ロットとなった。これは、2015年の1日平均取引量44,600ロットを超える。クアラルンプール出身の先物トレーダーによれば、「マレーシア市場は、その第2セッションで大連やシカゴの市況を受けて堅調となり、マレーシア・パーム油協会からの生産データで跳ね上がった。

 すなわち、パーム油の生産量は、マレーシア半島で18%近く、マレーシア全体では11%減少したというもの。