国務院は11月15日、《生態環境保護第13次5ヵ年計画》を議決し、以下の任務を確定した。

　(1) 根源から管理規制を強化する。全国生態保護レッドラインの画定を完了し、環境標準及び技術政策体系を完備する。高汚染・高環境リスクの工程、設備及び製品を淘汰し、資源の節約とリサイクルのキーテクノロジー及び生態系管理復元の総合技術を発展させて、環境保護産業の発展を加速する。

　(2) 大気・水・土壌汚染防止行動計画の実施に力を入れる。環境の質的向上を中核に据え、重点地区、重点流域、重点産業に排出総量規制を適用する。一群の生態環境保護重要プロジェクトを速やかに実施する。製紙や建材など15の重点業種を対象に汚染管理と排出削減に向けた専門管理を展開する。工業汚染源排出基準全面達成計画を実施する。農業非点源汚染及び養殖等による汚染の総合整備を進める。重点区域と重要生態系の保護と復元を推進する。生物多様性保護ネットワークを構築する。

　(3) 重金属、危険廃棄物、有毒・有害化学品等の全過程リスクコントロールを強化する。

　(4) 企業排出許可制度、汚染排出権取引制度、環境損害賠償制度等の制度整備を進め、多元的、広域的な生態補償のメカニズムを確立する。環境保護監察行政を強化する。適当な時機に環境保護税の課税を開始する。資源環境価格改革を深め、グリーン金融体系を構築し、「美麗中国」を建設する。

　（環境保護部ウェブサイト 11月17日）