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中国の独自第三世代原子力発電「華龍一号」が重要な一歩 (17/01/11)
2017/1/11
中国【原子力】

 中国広核集団は1月10日夜、中国広核集団とフランス電力の合弁会社であるGNSが提出した「華龍一号」包括設計審査(GDA)申請を英国政府が受理したと発表した。GDAは中国独自第三世代原子力発電技術「華龍一号」が英国に根を下ろす上で技術的前提になり、当該プロセスの始動は「華龍一号」が英国、延いては世界の原子力発電市場に改めて重要な一歩を踏み出したことを示す。中国の第三世代原子力発電技術の「走出去」(対外進出)にとって一里塚になる。

 中広核の発表によると、GDAは世界で最も厳しい原子力発電技術審査であり、中広核は「華龍一号」のGDAの順調な推進を確保するため、2015年に英国GDA審査の準備作業に着手していた。GNSの朱閩宏社長によると、中広核は広西防城港原子力発電所3号機を参考発電所としてGDAを展開し、約5年間かけてGDA審査の完了を目指す。
 
 英国政府の発表によると、Jesse Norman産業エネルギー相は原子力規制局(ONR)と環境庁(EA)に対し「華龍一号」原子炉のGDAを開始するよう求めた。

 (中国政府網 1月11日)