1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

中国とサウジアラビア共同の年産70万トンCTO事業FSが初審査 (17/03/20)
2017/3/20
中国【石炭】

 3月13〜14日、神寧煤業集団とサウジアラビア基礎産業公社(SABIC)の70万トン/年コール・トゥ・オレフィン新材料実証事業のFS原案の審査会議が開かれ、神寧煤業集団と関係幹部及びSABICのテクニカルジェネラルマネージャーのAtiah Al-Ghamdi氏が出席した。

 審査チームは、同事業のFSについて、技術案は合理的であり、主要プラントに採用する技術は先進的で、成熟し、信頼性が高く、付帯施設、事業規模、製品プラン、事業投資はいずれも基本的に理にかなっていると評価し、審査チームの具体的に意見に従って、整理と修正を行った上で、FS原案を事業のプレスタディと承認の基礎的文書とすることが出来ると結論付けた。

 この事業は石炭を原料とし、粉炭ガス化技術を採用して、ガス化、メタノール合成、メタノール由来CTO、プロピレン重合、エチレン重合等の工程を経て、年間70万トン余りのCTO製品を生産する。

 審査チームによると、この事業は国の「一帯一路」戦略の導きの下で、神寧煤業集団とSABICが互いの優位を生かして相互に補完し、ウィン・ウィンの協力を進めるものであり、寧東の石炭資源面の優位に依拠して、国際先端のCTO新材料事業を共同で建設し、ハイエンド化、差別化、高付加価値のCTO製品を生産する。企業の経済収益と市場競争力の向上にとって有効である。

 (中国煤炭資源網 3月20日)