3月28日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は2017年第1期融資案件を発表した。3件の案件はいずれも共同融資案件であり、AIIBの融資総額は2.85億ドルになる。2016年の9件、17.3億ドルの融資と合わせて、AIIBの現時点の融資総額は20億ドルを超えている。

　3件の事業は、世銀との共同融資によるインドネシア大型ダム機能及び安全性改善事業、同じく世銀との共同融資のインドネシア地域インフラ改善事業、アジア開発銀行との共同融資のバングラデシュ天然ガスインフラ事業。3件の融資額は、1.25億ドル、1億ドル、6,000万ドルになる。

　AIIBの金立群総裁はボアオフォーラムにおいて、今年は15ヵ国以上がAIIBに加盟し、加盟国の総数は85〜90に達すると表明していた。

　3月23日、AIIBは13の新メンバーの加盟を承認したと発表した。2016年1月にはオリジナル加盟国57ヵ国で運営を開始したAIIBの陣容は70ヵ国に拡大した。

　（財新網 3月29日）