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【エネルギー全般・政治経済】

中国 発展改革委員会と能源局が「一帯一路」エネルギー利益共同体の創出を提唱 (17/05/16)
2017/5/16
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家発展改革委員会と国家能源局は先頃《シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードのエネルギー協力推進のビジョンと行動》を正式に公布し、共同協議・共同建設・共有を原則に、「一帯一路」エネルギー協力を深め、開放的、包容的で普遍的に恩恵が及ぶエネルギー利益共同体、責任共同体並びに運命共同体を創出することを提唱した。

 《ビジョンと行動》は次の7つの領域で協力を強化することを提唱している。

 ・政策をめぐる意思疎通の強化。各国とエネルギー発展政策及び計画をめぐって十分な交流と強調を進め、協力計画と実施方案を共同で策定し、協力における問題を協議して解決する。実務協力を推進するため、共同で政策支援を供与する。

 ・貿易の円滑化。従来型エネルギー資源貿易の利便化を積極的に推進し、取引コストを引き下げ、エネルギー資源のより大きい範囲での最適化配置を実現する。

 ・エネルギー投資協力の強化。企業が直接投資、M&A、政府と民間資本協力モデル(PPP)など多様な方式によって、エネルギー投資協力を深めるよう奨励する。

 ・エネルギー生産能力をめぐる協力の強化。エネルギー装備及びエンジニアリングをめぐる協力を展開し、エネルギー全産業チェーンの発展水準をともに向上させ、互恵を実現する。

 ・エネルギーインフラの相互連携の強化。石油・天然ガスの相互連携ルートを完備してその規模を拡大し、石油・天然ガスパイプラインの安全を共同で擁護する。

 ・人々の持続可能なエネルギー享受の推進。各国のクリーン・エネルギーの投資と開発利用を促進し、エネルギー効率をめぐる国際協力を積極的に展開する。

 ・グローバルエネルギー管理構造の完備。「一帯一路」エネルギー協力を基礎に、各国の力を凝集し、グリーン・低炭素のグローバルエネルギー管理構造を共同で構築し、グローバルグリーン発展協力を推進する。

 (中国石化報 5月16日)