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中国
【石炭】

山西省は2017年に「以旧換新」によって石炭過剰生産能力を解消 (17/05/16)
2017/5/16
中国【石炭】

 山西省は2017年に老朽化・過剰生産能力1,740万トンを解消すると同時に、先進的生産能力を7,000万トン増やす。

 山西省政府は先頃《2017年石炭産業過剰生産能力解消目標任務の分担に関する通達》を示達し、2017年に18ヵ所の炭鉱の閉鎖を指導して、生産能力1,740万トンを退出させるよう求めた。

 山西省は石炭の老朽化生産能力を退出させると同時に、先進的生産能力の占める比率を上昇させることにも力を入れる。山西省石炭工業庁の向二牛庁長によると、山西省は2017年に、減量置換(新規炭鉱の建設に当たってその生産能力よりも大きい老朽化生産能力の解消を義務付けること)、査定生産能力規模の引き下げ、減量再編(石炭企業の再編に際して新たに設立する企業の生産能力を減らすこと)、単位当たりの生産量の向上、人員削減と効率向上、安全生産の「6つの道筋」を通して、先進的石炭生産能力を7,000万トン増やす。

 《山西省第13次5ヵ年総合エネルギー発展計画》によると、2020年には山西省全体の石炭生産能力を12億トン前後に規制し、石炭生産量を10億トン前後に抑える。うち4億トンによって省内の需要を賄い、6億トンを省外に移出する。

 向二牛庁長によると、山西省は2017年も引き続き石炭過剰生産能力解消対策に力を入れるとともに、発展要因を喚起し、先進的生産能力の建設を支援して、石炭産業構造のさらなる最適化とグレードアップを促進する。2017年は現代化大型坑井の建設を優先して、全省の石炭の大規模化、集約化生産水準を高めることになる。

 (中国新聞網 5月16日)