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【石油・天然ガス】

インドネシア国営石油プルタミナがシノペックと石油精製協力 毎月100万バレルのイラク原油精製委託 (17/05/26)
2017/5/26
アジア【石油・天然ガス】

 インドネシア国営石油会社プルタミナのサプライチェーン総合シニア副部長Daniel Purba氏は5月24日、プルタミナがシンガポールとの協力計画を「放棄」し、中国国際石油化工聯合有限責任公司(中聯石化/Unipec)と協力して原油の精製を行うことを決意したと表明した。今年7〜12月に協力を実施する。
 
 Daniel Purba氏が5月24日にジャカルタで明らかにしたところでは、プルタミナはイラクWest Qurna 1油田が生産する原油の精製を中国に委託する。プルタミナの国内製油所はバスラ原油を精製できないからである。

 Daniel Purba氏は「中聯石化公司が中国石油化工集団(SINOPEC)の子会社であることを勘案した。そのため、バスラ原油の精製をSINOPECに委託することになる」と述べた。

 Daniel Purba氏によると、中国の製油所は毎月100万バレルのバスラ原油をプライマリーガソリンに精製する。今年7〜12月の6ヵ月間で600万バレルのプライマリーガソリンを精製することになる。

 Daniel Purba氏が付言したところによると、プルタミナが中聯石化を選んだのは、中国側が優遇価格をオファーし、しかも非常に多くの製油所を擁しているからである。加えて、相手方は中国からインドネシアへの輸送費を負担するとしている。

 (印尼國際日報 5月26日)