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【石油・天然ガス】

CNPC、仏トタル及びイランNIOCがガス田共同開発事業 (17/07/03)
2017/7/3
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス集団(CNPC)、フランスのトタル及びイラン国営石油公社(NIOC)は7月3日、テヘランで協力協定に調印した。イランのサウスパースガス田第11期事業の共同開発を進める。

 トタルが同事業のオペレーターになって、50.1%の権益を占める。CNPCは30%、NIOCは19.9%。採掘期間は20年、総投資額は48億ドルに上る。

 中石油海外勘探開発公司の呂功訓総経理(社長)によると、NIOCが再びCNPCを協力相手に選んだのは、CNPCの専門技術を評価するとともに、多年にわたるエネルギー開発分野における中国とイランの友好的協力を認めているからである。

 西側諸国の対イラン制裁の解除後に外国企業との協力協定が結ばれるのはサウスパースガス田第11期事業が初めてになる。同事業は2段階に分けて開発を進める。第1段階では30坑の油井を掘削するとともに、2基の海上掘削リグを建設する。第2段階はガス鉱床の条件に基づき海上天然ガス圧縮施設を建設する。同事業が稼動すると、天然ガス生産量は1日56億m3に達すると予想される。

 サウスパースガス田はペルシャ湾に位置し、総面積は約9,700平方キロ、世界最大のガス田になる。イランとカタールが共同で保有している。

 (新華社 7月3日)