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タイの大手石炭企業Banpu社のSomrudee Chaimongkol氏(CEO)は、今年から2020年までに173億バーツ(5.13億ドル)を現存する米国のシェールガスとインドネシア石炭資源の上流部門における増産活動に投資する計画を発表した。
シェールガスについては、同社が所有している米国ペンシルベニア州のNepaプロジェクトのガス生産事業に2.93億ドルの設備投資を行い、現在の生産量を70%ほど引き上げ、4,600万BTU台から7,800万BTUに増産する。Somrudee氏によると、現在のNepaプロジェクトは、年間約4,000万ドルの収益をもたらしている重要な事業である。
一方、インドネシアの石炭事業では、石炭資源の探査に焦点を当てており、現在の子会社のPT
Indo Tambangraya Megah Tbk社が持っている石炭埋蔵量の約11年分の供給能力を15年分に増加するための資源掘削活動が投資の目的である。同社が現在所有している石炭埋蔵量は約3億7,500万トンで、今後の追加分の埋蔵量は約1億トンと見込まれている。この子会社はインドネシアで株式市場に上場しており、カリマンタンで6つの炭鉱を所有し、年間約3,000万トンの一般炭を生産している。
Somrudee氏によれば今回の投資計画は、グローバル市場に適応できる企業戦略の一環として進められており、この投資と同時にエネルギー供給コストの削減、発電事業への進出など、企業の競争力を強化するための施策でもある。Banpu社は、昨年の10月にBanpu Power Plc.社を設立し、長期的には再生可能エネルギー発電事業を拡大させる方針である。
(Bangkok Post 2017年7月18日)