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【新エネルギー】

中国が風力・PV・バイオマス発電設備増設目標を上方修正 (17/07/31)
2017/7/31
中国【新エネルギー】

 国家能源局は先般《再生可能エネルギー発展第13次5ヵ年計画実施指導意見》を通達し、全国の各省・自治区・直轄市の2017〜2020年における風力発電と太陽光発電の年度別建設規模方案とバイオマス発電の第13次5ヵ年計画案を発表した。今回発表された新規設備目標は半年前の風力発電、太陽エネルギー及びバイオマスエネルギーの第13次5ヵ年計画目標と比べていずれも上方修正されている。

 ●風力発電…2017〜2020年の風力発電設備増設計画は1億1,041万kW、2020年の系統連系設備目標は1億2,600万kW。新規増設規模には超高圧送電ルートに付帯する風力発電基地と洋上風力発電は含まない。風力発電投資予警報の結果がグリーンの地区は実際の建設において自主的に調整することが出来る。風力発電のチャンスロスの影響を受けている吉林、黒龍江、甘粛、寧夏、内蒙古、新疆自治区、新疆兵団は当面各年度の新規建設規模を部署しない。

 ●太陽光発電…2017〜2020年の21の省・自治区・直轄市の太陽光発電新規建設規模は5,450万kWとする。フロントランナー技術基地はこれとは別個に3,200万kWの新規建設規模を付与される。2020年の系統連系目標は1億2,800万kW(フロントランナー技術基地は含まない)。太陽光発電救貧発電所の建設を優先し、また、分散型太陽光発電事業、村クラスの救貧発電所及び省間に跨る広域送電ルートに付帯する太陽光発電所は建設規模を限定しない。農業ビニルハウスや家畜養殖事業の建設と合わせた太陽光発電事業については集中式発電所の年度規模管理に組み入れる。北京、天津、上海、福建、重慶、チベット、海南の7つの省・自治区・直轄市は地域の第13次5ヵ年計画期の太陽光発電建設規模を自主的に管理する。太陽光発電のチャンスロスの影響を受けている甘粛、新疆(兵団も含む)、寧夏は当面各年度の新規建設規模を部署しない。

 ●バイオマス発電…2017〜2020年のバイオマス発電新規計画規模は2,334万kWとする。うち農林バイオマス発電の規模は1,312万kW、ゴミ焼却発電の規模は1,022万kWとする。

 (中電新聞網 7月31日)