Daily Pakistanの11月15日付報道によると、パキスタン政府は同国のDiamer-Bhasha Dam事業に対する中国からの140億ドル相当の資金援助を拒否した。

　The Express Tribuneの11月15日付報道によると、パキスタン水利エネルギー相Shumail Khawajaは、パキスタン政府は自己資金によってダムを建設すると述べた。

　今年5月、中国とパキスタンはDiamer-Bhasha Damも含め、インダス河流域の5ヵ所のダム建設を対象とする水利協力でMOUに調印していた。

　なお、ネパール政府も先日、中国企業と取り交わした水力発電所事業開発に関するMOUを撤回した。中国能源建設集団の11月17日の発表によると、同社傘下の葛洲壩集団股份有限公司はネパールエネルギー省から、1200MWのBudhi Gandaki水力発電所開発事業のMOUに関する書簡を受け取ったが、ネパール政府は当該MOUの撤回を議決した。

　（澎湃新聞 11月17日）