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中国国家能源局が「太陽光発電フロントランナー基地」リストを発表 (17/12/01)
2017/12/1
中国【新エネルギー】

 11月30日、国家能源局は2017年「太陽光発電フロントランナー基地」リストを公示した。今回のリストには、山西省寿陽、陝西省渭南、河北省海興など応用フロントランナー基地10ヵ所と、江西省上饒、山西省長治、陝西省銅川の技術フロントランナー基地3ヵ所が盛り込まれた。能源局は各基地に対し、全設備容量の系統連系を2018年12月31日までに完了し、技術フロントランナー基地については2019年6月30日までに完了するよう求めている。

 太陽光発電フロントランナー計画と基地建設は、太陽光発電の技術進歩と産業のグレードアップ、市場応用、コスト引き下げを促進することを目的とし、技術成果の応用と産業化を加速するとともに、陳腐化した技術と生産能力を淘汰して、2020年には太陽光発電の利用サイドのグリッドパリティ実現を目指す。

 晋能科技の楊立友総経理(社長)によると、今回リスト入りした応用フロントランナー基地10ヵ所と技術フロントランナー基地3ヵ所の大部分は貧困県にあり、高塩分・アルカリ土壌改良基地やエコロジー漁業基地もある。

 フロントランナー基地はクリーン・再生可能エネルギーの応用規模の拡大を担うとともに、太陽光発電を救貧や土地総合利用と有機的に結合する。また、3ヵ所の技術フロントランナー基地、育成期の技術に対して応用の機会を提供し、持続的な技術革新にインセンティブを与えることで太陽光発電コストの引き下げを推進する。

 (中国能源網 12月1日)