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【石油・天然ガス】

ヤマルLNG事業の最初のLNG生産ラインが稼動 (17/12/11)
2017/12/11
中国【石油・天然ガス】

 ヤマルLNG事業の最初のLNG生産ラインが稼動した。同事業は中露エネルギー協力の重要プロジェクトである。

 ヤマル事業は中国の「一帯一路」イニシアチブ提唱後に初めて実施される超大型海外事業である。中国が海外エネルギー協力を進め、世界のエネルギー市場に対する発言権を高める上で同事業は重要な意義を有している。中国石油天然ガス集団(CNPC)が同事業の運営に参加し、20%の持ち分を有する。

 ヤマル事業の2本目、3本目のLNG生産ラインが稼動すると、LNG生産能力は年間1,650万トンになり、世界のLNG市場におけるロシアのシェアは現在の4%から8%以上に上昇する。同事業かは少なくとも年間400万トンのLNGが中国市場に送られる。

 ヤマル事業は天然ガスとコンデンセートの採掘、天然ガス処理、LNGの製造販売、海運を一体にした大型上流投資開発事業である。ヤマル事業では中国企業は全モジュールの85%の建設を請け負い、7隻のタンカーを建造する。また、LNGタンカー15隻のうち14隻を運営することになる。

(新華網 12月11日)