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テスラの上海工場建設計画 所有権問題で膠着か (18/02/22)
2018/2/22
中国【新エネルギー】

 ブルームバーグの報道によると、テスラは中国での工場建設で合意を得られない可能性もある。

 テスラは上海市政府と現地組立工場建設の可能性について共同で研究を進めると発表したが、あれから7ヵ月余り、消息筋が明らかにしたところでは、テスラと上海市は工場の所有権構造の問題で未だに合意に到っていない。匿名消息筋によると、中国の中央政府はテスラに対し現地の協力パートナーと合弁で工場を建設することを求めているが、テスラは単独出資を希望している、現在、中国で自動車を生産している外国自動車メーカーはいずれも中国国内企業と協力している。

 テスラは現地生産の進展が遅く、このことは電気自動車、プラグインハイブリッド車や燃料電池車も含む新エネ車の普及に力を入れている中国において、テスラがチャンスを失うことを意味する。中国政府は大気汚染対策や石油の輸入依存度引き下げのため、数十億ドルの補助金によって、消費者に燃油車を放棄させて、新エネ車に引き付けようとしている。

 「中国はテスラにとっては足場を固めるべきマーケットだ」とCowen&Coのニューヨーク駐在アナリストJeffrey Osborne氏は言う。同氏はテスラの格付けを「アンダーパフォーム(Underperform)」としている。

 (中国能源網 2月22日)