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中国 新エネ車補助金の新規定が4月1日から施行 (18/02/23)
2018/2/23
中国【新エネルギー】

 財政部・工業情報化部・科学技術部・発展改革委員会は春節前の2月12日、《新エネ車応用普及推進財政補助金政策の調整と完備に関する通達》を公布した。

 新エネ車補助金政策の新規定は、製品のグレードアップと技術のハイエンド化を推進することになる。

 今回の通達はハードルを引き上げると同時に、新エネ車補助金を全体的に引き下げることになる。補助金の大幅後退に直面する新エネ車関連企業は対応措置を前向きに講じなければならない。

 通達によると、2月12日〜6月11日が移行期間になり、移行期間中にナンバープレートを交付された新エネ乗用車と新エネバスは従来の基準の7割の補助金が交付され、新エネトラックと専用車については基準の4割の補助金が交付される。燃料電池車の補助金基準は据え置かれる。全体的に、新エネバスの補助金は移行期間に3割カットされ、その後は4割カットされる。

 一方、改定後の新規定では新エネ乗用車に対する支援への傾斜が強まる。例えば、これまで新エネ乗用車と新エネバスはいずれも走行距離3万キロに達することを補助金取得の条件にしていたが、今回、所要の走行距離は3万キロから2万キロに改められた。レンタカーやタクシー等は約1年ほどで2万キロに達する見込みである。

 走行距離以外にも、電池のエネルギー密度についても等級別の補助金が適用され、製品のグレードアップと技術のハイエンド化の推進を奨励する一方で、技術力のない新エネ車企業の淘汰が加速することになる。新エネ車補助金の後退後、国は応分の政策を公布することになる。関係筋によると、新エネ車のポイント管理弁法は4月1日に公布される。

 (中国能源網 2月23日)