3月1日、国家新エネ車技術イノベーションセンター建設推進会議が北京で開催され、センター建設工作について検討と部署を進めた。今回の会議により、国家新エネ車技術イノベーションセンターの建設は全面的に加速する段階へと進む。

　陳吉寧北京市長は会議において、国家新エネ車技術イノベーションセンターの建設は北京がグローバル影響力を備える科学技術イノベーションセンターを建設し、最先端の産業構造を構築する上で大きな促進作用を発揮すると表明した。

　万鋼科学技術部長は、異なる分野と業界に跨る協同イノベーションと開放型イノベーションを加速して、国家級産業技術イノベーションプラットフォームを創出し、新エネ車の発展に向けて強力なイノベーションの原動力を提供すると表明した。

　科学技術部は2018年1月、同センターの建設を承認した。科学技術部が建設を推進する国家級技術イノベーションセンターとして2番目であり、自動車業界では初になる。また、同センターは北京市が科学技術イノベーションで戦略要点を先制する上でも重要な措置に当たる。センターは北汽集団と北汽新能源が中心になって建設を進め、BYD、吉利の代表的新エネ車企業や、バイドゥ、奇虎、寧徳時代(CATL)、清華大学、北京理工大学、中国科学院電工研究所、華北電力大学、中国汽車技術研究センターなど産学研の各領域の21の企業・機関が参加する。新エネ車の上流と下流の産業チェーンの優れたリソースを網羅し、完成車メーカー、電池メーカー、インターネット企業、科学研究機関や産業投資系企業を結集している。

　（中国能源網 3月5日）