中国機械工業集団所属の中国聯合工程有限公司がEPC契約を受注して建設したコロンビア最大の石炭火力発電所GECELCA 3.2事業がフル負荷運転を実現した。

　同事業はコロンビア西北部のCordoba州Puerto Libertadorに立地し、300MWの石炭火力発電設備を建設する。中国企業がコロンビアで初めて建設を請け負った発電所であり、南米地区で初めて国際入札方式で受注した石炭火力発電所ターンキー事業でもある。

　これより先、中国聯合工程有限公司はGECELCA事業の第1期に当たるGECELCA 3事業（185 MW）のEPC契約も受注しており、第1期と第2期の事業の総設備容量はコロンビア全国の石炭火力発電設備容量の3分の1を占める。コロンビアはこれまで水力発電が中心であり、乾季は電力供給が逼迫する。GECELCA事業は民生用と工業用電力の供給をより良く保障するものになる。

　GECELCA発電所には全て中国の設計、中国の技術、中国の設備が採用され、中国国内の関連産業の海外進出を促進するとともに、現地で「中国スタンダード」の評価を高めている。

　（中国能源網 5月22日)